【ライブ告知 4/23.Wed / @APIA40 】と ニューヨエコショーの話
- 4月8日
- 読了時間: 5分
更新日:4月9日
私は2023年6月のワンマンにちょうど合わせるように失声してしまい歌えなくなりました。失声の中でワンマンライブとなりました。そんな私が2年近くぶりにライブ出演をいたします。4月23日(水)のAPIA40で、出番は最初の19時からです。

今月に入ってから告知を打とうと思っていたのですが、打つにも色々難しい、、どんなテンションで告知したものかと悩んでたら1週間経っていました。
気張ったテンションで告知できるほど「ここからリスタートだ!」と言えるものができている自信はないし、かといってスカした雰囲気で「ま、久しぶりにやりま〜す、ちょり〜す。」みたいな軽い気持ちでは絶対ないし、あるいは「今の自分を見てください!」的な血肉の籠った緊張感を表出するテンションとも違うし・・・なかなか純粋な告知ができずにおります。
なので久しぶりのライブを前に自分の内心の整理も兼ねて、ここに至るまでに影響を受けたヨエコ(旧:倉橋ヨエコ)さんの話なんかをしながら、ライブ告知したいと思います。
失声(とよんでおきます)で歌えなくても最初は会話ができました。その頃は「そのうちに何とかなるさーーー」くらいの気持ちで生きてましたが、数ヶ月で日常会話にも支障が及び「もう無理・・・」というテンションでした。心的にも非常に暗く街を歩く私の姿を見かけた実妹が声を掛けれなない程でした。
そんなことが半年〜1年くらい続いた頃、ヨエコさんの復活を知りました。
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倉橋ヨエコさんが廃業宣言をしたのは15年以上前のこと。その頃私は彼女のことは知らなかったですが、宣言後すぐに彼女の楽曲に触れるようになりました。
〜ちなみにミドリカワ書房さんがきっかけ〜
当時はYouTube・ニコニコ動画はあれど廃業した彼女の情報はまるでなく、MVは音質が悪いし音源はCDを買って手に入れる時代でした。
私はネットサーファーなのでそれから概ね10ヶ月に一回くらいの頻度で彼女の名前を検索し、何か出てないかをリサーチしてきました(15年ってすごいね)。
〜ニコ動にカラオケ大会で覆面をつけて歌う彼女らしき人物がでてきたことがあります〜
そんな彼女の復活ライブに行くことができたのです。
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ライブの模様の前にヨエコさんが何故廃業したのか。それは失声によるものでした。復活に際してアップされたインタビュー記事を読んだところ、自分の経験と被るところもあり、しかもヨエコさんは私の1000倍は苦労されている印象を受けました。。原因不明の発声障害に加え元々の持病もあり、、私の口から安易に説明することのできないお話の連続でした。
さらに私が訪れたショーの前にも一度復活ショーを中止されており、さぞ悔しい想いをされ、さらに想いの詰まった歌唱であったろうと思います。
そんなわけで2024年4月13日でした。
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この日ヨエコさんの声はガラガラで声が出ない中での歌唱となりました。でも凄かったんです。その歌声のパワーが、今まで聞いたどんな歌声よりも空気が揺れ、心に響くどころか心臓を貫くようでした。
そして私は自分の声の出なかったワンマンライブを思い出しました。そしてその日の自分を少し認めてあげようと思うようになりました。
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自分のワンマンでは沢山のお客様が「良かった」と言ってくれました。でも私はそれらの声に蓋をしていました。理由は二つあって、1つは「歌声が響く満足行くステージができなかった」こと、2つ目は「反対に失声が飛び道具的に実力以上の感動を呼ぶパフォーマンスになってしまった気がする」ことです。
1つ目は呼んで字の如くの悔しさですが、2つ目は“自分が認めていない自分がそれ以上をやり遂げてしまった”という歯痒さです。それはつまり私にとって理想とする“「紫陽舜」の在り方では無い”し、できれば一生引きたくないカードで感動を呼び寄せてしまったという感覚があり、それを不甲斐なく感じました。
私はそれこそ実力以上の話だけども「ちゃんと歌ってちゃんと感動してもらう」を常に心がけているわけであって、どうしてもその日のステージに辛辣な気持ちを抱き続けていました。
でもヨエコさんのステージを見て少し変化がありました。
『いつも同じことにならないから「ライブ」なのだ。それが素晴らしいんだ。』
そんな風に思え、それを少しでも自分が体現できたのなら純粋に自分を褒め、引きづらず前を向こうと思い始められたのです。
〜今年2月に伺ったヨエコさんの三井ホールでのショーではしっかり歌声を聴かせていただけて、また感動しっぱなしでした〜
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やっと自分の話に戻りますが、少し前を向いた私は自分にできることを模索し出しました。とりあえずまたギターを弾くようになったり、夏には海外に行ったり、耳鼻科、歯医者、整体・・・とにかく自分メンテナンス。
結果、冬前に20分のギターソロ曲ができたり、なぜか出る裏声を駆使した“裏声歌唱法”での弾き語りを見出すことができました。そしてAPIA40とお話をして、ようやっと、今年2025年4月23日(水)にライブが決まったという運びになります。
『月に手を伸ばせ~even if we can't~』
開場18:30 / 開演19:00
前・当共¥2200+drink
出演:荒木林太郎、下田モク、宇能伎寿哉、紫陽舜
【ライブ配信】 配信時間19:00~ APIA40オフィシャルYouTubeチャンネル
料金:ドネーション(投げ銭)一口1000円~
配信の詳細はこちらをご覧下さい。
ちなみにヨエコさんのサポートにヴァイオリニストのAPIAとも縁の深い柴田奈穂さんがいらっしゃいます。自分は声をかけられるような立ち位置にいないので遠くから拍手を送っているだけですけど、これも何かの縁なのかもしれません?。
自分はAPIAのスタッフでもありますし、何よりもこの日のトップバッターとして、しっかり勤め上げられるよう未完成を完成させて行きたい所存です。
よろしくお願いいたします。
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