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配信ライブまだ観れます!&少し語ってみます!


 2020.4.20(mon)に練馬はDiner FAMILY さんにて配信ライブをさせていただきました。多くのお客様にチケットをご購入、ご視聴いただきました。誠にありがとうございます。正直売上の「全て」ではありませんが、新型コロナウィルスの自粛によりライブ営業の停止を余儀なくされているお店に、多めに持っていってもらいます。

 慣れない環境下でのライブで最初の方緊張しました。しかしながら改めて聞き直してみると「結構良くないか?」ってなっております。普段と違いお客様がいらっしゃらないので、僕の悪い癖「焦って走りすぎちゃう」みたいな部分が薄い。落ち着いて、柔らかくギターと声を鳴らせた気がします。

 1時間のライブがウェブに乗るだなんて貴重だぁ〜!!5/4(月)までご覧いただけますので、ご都合よろしければ何卒よろしくお願いいたします。

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 さて今回の緊急事態宣言下でのライブですが、僕もかなり悩みました。「やる!」と決めた時は、ライブハウスへの営業自粛は求められているのにも関わらず協力金はないかも・・なんて状態でした。しかしそこから数日のうち協力金範囲の拡大や「配信ライブは営業にあたり、協力金は出せない」という見解を都から受け取ったライブハウスの知らせも流れてきました。〜根本的にこの現況で、外出をし、ライブをすること、その物の意味についても深く考えました(それは後半戦)〜

 自分のせいでお店に迷惑も掛けられませんし、店長と相談し、決行となりました。細かい話は都合上できませんが要約すれば「大事にしたいものを大事にしましょう」って感じです。

 ちょうどライブ中に都の見解が出まして(正式発表は明日22日)、「三密」の回避を徹底した上での配信ライブの許可がでました・・なんだか奇跡的なタイミング。この発表があったので、僕は本音を書けるなと思いました。

 上記の通り「協力金が出るの?出ないの?」問題はステージに立つ者としては大きな問題なわけです。モチベーションにも関わって来ます。でもですね、誠に自分勝手なことに、自信があって「協力金が出ないなんてことはない」というか「出せないなんて言えない」だろうな・・って思ってました。理由は、

(1)リサーチしきれない

 こういう活動をしているからこそ、ライブハウス、ライブバーが配信に走ることなんてすぐ想像がつきました。とんでもない量のはずです。それをいちいち調べてから支払う余裕絶対にない。

(2)緊急事態宣言が予定通り解除するとは思えない、というより解除するべきでない

 自粛は必要。その自粛に対してある程度の強制力を持ったこの宣言、今はまだ必要です。

(3)封鎖しなかった

 そしてこれが大事。封鎖しなかったということは経済活動をなるべく保ちたいということ。この状況が長引くとなれば、中小規模のお店は厳しくなるし、上がった声に対応を余儀なくされる。つまり配信ライブすら「なし」にしてしまったら、その分難民が増えてしまう。今までの対応の非を認めなくてはいけなくなる。

〜それだけ皆さんが声を上げた結果ですね・・感動です。〜

 「封鎖しない」というのは非常に中途半端な対応であり、常に逃げ道を作っているし、腹立つけど、ライブができる環境が何とかある、というのは僕にとっては嬉しいことにも思えるのがなんとも・・・。

 僕はこんなふうに思っていました。

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 次に悩んだのは「この現況で、外出をし、ライブをすること、その物の意味」という部分。自分の命がかかっているとも言える状況、他人の命も背負っているとも言える状況。致死率はインフルエンザよりも低いというデータを掲げる方もいるけれど、個人的には臆病になりまくるべきだと思っている。でもそんな僕がなんでこの行動をとったのか。

 正直「ライブがやりたかった」というのが最大なのですが・・・。

 ですが、協力金が実質いつ入るかも分からない状況、緊急事態宣言の解除、現況の収束、何も見えない状態において自分が大事にして来た場所を放ってはおけなかった。しかし僕にはただお金だけ渡せるような生活はしていません。この記事の最初の方に書いた通り、僕は今回のライブの全額をお店に収めるわけではありません。

 自分を「音楽家である」と誇りを持って叫べる程の奴じゃないのですが、協力するのであれば「ライブで!」って思ってたわけですね。そのタイミングでFAMILYさんが配信ライブの決行を進めていたのです。この状況でもライブの形を模索するお店に携わりたかった。そこで直談判したのでした。

 これは自信満々には言えませんが、「名のある人よりも、名のない人が動く」時かもしれません。名があるとその分風当たりも強いわけですし。

 書きたいこと書けました。

 スッキリしました。

 意見はいっさい受け付けません。

 傷つくので。

 僕は止まらないぞ。

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