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言語とリズムと洋楽とSOBA屋〜飛んでイスタンブール〜

  • 2016年5月20日
  • 読了時間: 4分

●言語リズムと洋楽

僕は「洋楽」に疎い。 基本的には邦楽ばかり聞いてきたし、今もあまり変わらない。 もともと苦手なのである。なぜかと言えば、簡単な話で英語が解らないのだ。

そして英語のリズムが苦手なんだと思う。結果的にクラフトワークとかピンクフロイドとかキングクリムゾンとか、あまりその辺のリズムが気にならないものを聞いてきた。あとワールドミュージックが好きで、良く漁っている。

トルコポップスの王道でセルダ・バージャン(http://www.sambinha.com/item/selda.html)という女性がいる。詳細はURLから飛んでイスタンブールして欲しいのだが、さすが西洋と東洋の架け橋!っていうポップスだなと思う。

70年代西洋なフォーク、ロックに、テクノっぽい感じに、プログレッシブな色味も、フレンチ感も、独特なオリエンタルな薫りも漂っていて、とても不快で気持ちが良い。

因みにトルコの70年代ロックのことをアナドル・ロックとかいうが、とてつもなく不快なプログレッシブである。

僕はもともと世界史が好きで、歴史にミュージックカルチャーを照らし合せるのが好きだ。 例えばフランス領下におかれたベトナム(フランス領インドシナ)では、ベトナム語のシャンソンが生まれたりしており、そんなマニアックな音源集も所持している。因みにかなり聞き苦しい。

話がベトナムにそれたが、もう一度トルコに戻ろう。

僕がセルダの音楽を好きなのは、長い時間聞いていられる一つの要因は、“言語リズム”がしっくりくるからだと思う。意味が解らないのに聞いていられるということは、僕にとっては歌声も含めてインストゥルメンタルのような雰囲気で聞けるということなのだ。もちろん音も面白いし多様で飽きないというのもある。

冒頭で「英語のリズムが苦手」と書いたが、そもそも言語は多種多様であり、つまり言語リズムも多種多様であり、よって好みも多種多様であることは当然だと思う。

大学生の頃トルコ語とウズベク語を少し習ったことがあるのだが、これが面白い。 ほとんどの人は知らないだろうが、この二つの言語の文法はほぼ日本語と一緒なのである。ウズベク語に関しては100%と言っていいほど一緒らしい(教授によれば)。トルコ語は少しイレギュラーがある。

・・・なんて長々と書きまくってしまったが、今回記事にしたいのは、どっちかというと「SOBA屋」の話である。

●SOBA STAND そばうさ

そんな僕は最近「洋楽を聞こう!」という中学生みたいなテンションになっている。とはいえ好きでない物は聞いていられない。そんな時に出会ったのが、このSOBA屋『SOBA STAND そばうさ』だった。

写真上:食べログ http://tabelog.com/tokyo/A1308/A130803/13178573/ より

写真下:東京メインディッシュ http://main-dish.com/2015/02/16/soba-stand/ より

STAND・・そう、ここは立ち食いなのである。しかし写真の通り一般的なSOBAではない。 僕はいつも写真上の『スタミナ温SOBA!!』を食しているのだが、ご覧の通りの海苔、海苔、さらに海苔。そして油の浮いたつけ汁。。見た目ほど油っこくはないのだが、半分つけ麺である。写真下の『バジル冷SOBA』がおそらく看板メニューなのだが、僕は食べたことがない。ご賞味あれ。

さてこのSOBA屋の何が良いかというと、常に良い音楽が流れているということだ。

店内にBECKが居るそば屋なんて見たことあるだろうか??、そりゃあるわけがない、なぜならばここは「SOBA屋」である。ミッドナイト・ヴァルチャーでミックスド・ビジネスなのである。

このお店ではよくオルタナティブでフォークな音楽が流れている。たぶん店長の趣味か何かなのだろうが、僕の趣味とピッタリなのだ。

とはいえお忙しいヴィジネス街のお昼時、お店の方に「この曲何ですか?」なんて聞けない私は、shazam(http://www.shazam.com/ja)を使う。しかし皆SOBAをすすっているのでなかなか聞き取ってくれない。そんな時・・・あからさまに音量が上がった時はさすがに恥ずかしかった、、絶対ばれてたなぁ・・ありがとうございます。

その時見つけたのが、Jeff Hanson

Jeff Hanson をこのお店で知ってすぐ調べた所、すでに31歳で亡くなっているとのこと。僕が好きになるミュージシャンがすぐ亡くなるか、すでに亡くなっているのは年代的にやむおえなかったりしますが、この若さで残念、、僕は7年後何をしているのでしょうか。

・・・さて、気分を入れ替えて、さらに以前にはここでCAT POWERを知り聞きびたっている。

そんな半蔵門「そばうさ」に皆様も是非!!

 
 
 

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