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ナメクジと少年
ねぇ、君のその透き通った肌に 僕はピタリと寝そべり 冷んやりと生臭い風に 僕はこの身を落として 殻を持たない 剥き出しの 身体の奥に 潜んでる命 見つめていよう いつの灯(ひ)だって 僕の身体が透き通るまで ねぇ、キョロキョロと 身を隠して雨に 撃たれて 転がり 眠ろう...
巡り巡る夜の歌謡(うた)
今日は通りを抜けて 少し光を浴びて帰ります 缶ビール片手に フラフラフラダンスで歩みます 曇った視界に鮮やか 色とりどり世界は瞬いて ずっと観てない録画 してたドラマの話を思い出す 今日はとても良い夜だだけど もしもここに君がいたら なんてことを思う...
午後のあなた
雨が降ってるように 日差しが泣いている 傘が泣いてるように 午後を照らしている くるくるくるくると 君が回るよ ざらざらした僕の視界の中で そう愉快に 午後が去ってく方に あなたはかけて行く 主食はとらないの? 午後のティータイム ちらちらちらちらと 君が覗くよ...
あこがれ節
また今日も同じように 同じ道を歩く 止まったかのように また今日も同じように 同じ時を過ごす 両足をそろえて ぐるぐると回る時を重ねて 気がつけば元通り 明日は何だろう 何もないだろう 無いや 無いや 何も無い 泣く事さえ何も無い 心の何処かが とても悲しい...
路上ポリス面
今日も駅前で 響くギターの音と とてもとても可愛い 君の歌声 ずっと聞いていたい ずっと歌ってて だけどこの僕には それは言えない 苦情が入る 「ここで歌っちゃダメよね」 分かりましたと 僕は重い腰上げる ちょっと申し訳ないけど ここは公道ですからね...
お会式の夜
※(1932.10.15『お会式の夜』中原中也) 十月の十二日、池上の本門寺、 東京はその夜、電車の終夜運転、 来る年も、来る年も、私はその夜を歩きとおす、 太鼓の音の、絶えないその夜を。 来る年にも、来る年にも、その夜はえてして風が吹く。...
また、今日も(仮)
今日も暗いこの街は いつも通り生ぬるい風吹く 今日も愉快な生き者は 群青色に染まってる 毎日が毎日がくる 波のようにザブンザブンと 彼はただ飲み込まれてくんだ 雨の降らぬこの町で キレイな傘をずっと探してる 水のない水たまりで 今日も追憶にふける...
どらいぶ
雨がやんできて 雲は流れてて 僕はただ進む 陽が暮れてきて 海に反射して フロントガラスに映る 仕事じゃないぜ、目的もないぜ ふらり 友達置いて、彼女も置いて ひとり ゆれる午後に陽が沈む 生きる僕を見つめてる ライトを点滅し 右にカーブを切ると 久しぶり信号機...
校長先生
校長先生の言うことは なんでもかんでも正しいんだから 先生方もガキ共も聴きなさい 校長先生のやることは 最終的には正しいんだから PTAも教育委員会も黙ってろよ この世は全て金と権力 そんなものでしょう 偉い人には従いなさい ババァども...
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