top of page

午後のあなた

 雨が降ってるように 日差しが泣いている

 傘が泣いてるように 午後を照らしている


 くるくるくるくると 君が回るよ

 ざらざらした僕の視界の中で そう愉快に


 午後が去ってく方に あなたはかけて行く

 主食はとらないの? 午後のティータイム


 ちらちらちらちらと 君が覗くよ

 さらさらした黒い長い前髪の 隙間から


 どこに着くのかこの先に この午後を追いかけて

 いつもいつでも日は陰る あなたの元に


 くるくるくるくると 君が踊るよ

 ざらざらした僕の視界の中で そう、鮮やかに


 どこに着くのかこの先に また午後を追いかけて

 いつもいつでも日は陰る あなたの元に

 あなたと共に あなたの午後に

 
 
 

最新記事

すべて表示
作風

風邪をひいて 誰もいなくなる  声を枯らし 誰か探してる    おっほっほ、いつまでも  結局はこんな風で…  あはは、何にせよ  歌を作っているでしょう    風が吹いて 作りたくなくならないで  夜も枯れて やっと出来上がる  おっとっと、遠くまで...

 
 
 
浮かぶ

青ツユかがやく あのコの町  空から見てるよ あなたのこと  ガラスに映った 自分を見つめて  ベルボトム・ジーンズ はみ出した踵  ハネる  あなたを見つめて あのコは浮かぶ

 
 
 
引かれ者の小唄

蟷螂(とうろう)の斧を振り翳して  真っ二つ その断面に見えるのは  はるか昔のことで 何故か  何故か かなしい   何故かといえば何故か 何故だ  強がりは 決して悪くないけど  ボロボロの服は 見窄らしい  割れた意見の隙間 またか  まただ まただ またかよ ...

 
 
 

コメント


bottom of page