top of page

巡り巡る夜の歌謡(うた)

 今日は通りを抜けて 少し光を浴びて帰ります

 缶ビール片手に フラフラフラダンスで歩みます


 曇った視界に鮮やか 色とりどり世界は瞬いて

 ずっと観てない録画 してたドラマの話を思い出す


 今日はとても良い夜だだけど

 もしもここに君がいたら

 なんてことを思う


 少し通りを外れて わざわざと小路(こみち)に挟まれて

 君に会いたいストーリー ひねり出して空を見上げてみる


 ず〜と会えない君の ために溜め込む僕らのドラマチック

 どれが良いか選んで いつなんどき だって流せるから


 空はとても黒く澄んでいつも

 包み込むよ僕と君を

 そんな風に見える


 僕は小路を抜けて 月の光を浴びて帰ります

 缶空カランと捨てて 明日の仕事を思い出す


 今日はとても良い夜だだけど

 もしもここに君がいたら

 なんて言うのだろう


 おとぎ話の様にあのドラマの様に

 この時間をボタン一つ

 早送りできたら


 明日は来るよすぐに

 時は経つよ常に

 地球なんて周る以外

 特にやることないのさ

最新記事

すべて表示

ロ〜トリ

世間に慣れない 果ての成れ  気付けば いない人  乾いた肌の 裏を巡る  ムカシは 知らんふり  あの時出会った 君の顔  月より遠くへ  心の底から 疲れ…はて?  何しに来たっけね   変わりなく続く   音もなく過ぎる   傾いた 日の光 覗き込む...

存在・証明

なんで哭(な)いてんだ 夢みたいな日に 誰かしらの歌みたいだって思う 君は知ったんだ 重なるごとに 割と本気だったんだって気づく 今日を損して 明日も損する そんな冷酷無情な輪廻が いつも絡んで いつも絡んで くる 君はそこで歌う火を覚えて 君はそこで歌に怯えた...

ツキのヨ

あなたに会えて しまう 慵(ものうい)街が 沈む 曙光(しょこう)の中に 浮かび 夢の扉を 開ける ヂャズの流れる 喫茶店 まるで、空っぽの映画…感 円く広がる ヒカリ ここが「ツキ」だと 気付く 浮かぶ軀に 実(み)を委ねて また漂って また暮れるのかい…?...

Comments


bottom of page