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千鳥町

 飾りをつけた頭で 君は病んでいる

 遅れた身体をひきづって 日々悩んでいる

 知らない言葉に苛立って 夜は更けていく

 稚拙な出会いも絡まって 徐々に溶けていく


 笑ったりしたいけど また、すぐ…来る 悲しみよ


  良いことばかりじゃないが 鳥は飛んでいる

  君は立っている よく分かっている


 言葉にできない恋をして 君は咽せている

 ありえん願いを募らせて また悩んでいる

 今宵は黄色い看板の あの店で落ち合おう

 拙い学説吐き出して 純に恋語ろう


 微笑ましい思い出も そりゃ、ある…けど 覚えがない


  一本道を進めば そこに駅はある

  また歩いていく 無駄に明るいな


   事実なんてない! 解釈次第さ、

   孤独な者、想像の道を行け

   千の鳥が 舞い上がるこの町から


  良いことばかりじゃないが 鳥は飛んでいる

  君の声がする 澄み渡っている

  君は立っていた よく分かっていた

 
 
 

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