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池上線
柔らかい 風の中を歩く 昔のことを 思い出しながら 追い抜いてく電車 たったの3両が 僕やあなたの街をいつまでも繋いでる 車窓に見える人々の 数ある生活を運んで 「何年経っても変わらないな、僕たちは・・・」 繰り返しの日々を送って 何処にも行けない僕を 見守っていてくれよ...
空中
今朝もまんま 夜のまんま 不思議な日々を みんな送る 夜は明けぬ 彩りのない、夜 奇天烈な日々を みんなで送る 雨が降っている が、音はない 空中を飛び交う 音がしない 誰もいない 声がしない 空中が揺れる 音がしない ...
青空
怖くなって、仕方がなくて、泣いてたら 向こうの方から誰かが呼んでいる それが怖くて、仕方がなくて、塞ぎこんでいたら イメージの先に明かりが射してきた あの雲は何を思い あの人々は 君のように優しいのかい? 花になってアナタを 見上げる季節に 人々は新しい生活を迎える...
春を待つ
大概僕になんかにはできやしないことばかり 君の話相手にすらなれない 星占い、ラッキーカラー憂鬱な色ばかり 幸い色落ちしか持ってない 僕はどうする? 僕はどうしたい? 君の一風変わった空気を 是非飲み込んで 是非飲み込まれてみたい 最近やたらムズムズ 鼻先が気になる...
その秋蜩(ヒグラシ)
あ、また飛んで行った しばしお別れご苦労さん 季節が来たらまた来なよ 街のはずれに夜が来る 陽射しの赤い絨毯 緑の木々を侍らせて 「暗くなるから帰りな」と その秋蜩の声がする いつもいつでも そこに居れたら 笑って鳴けてたら それで良く そんなことが 遥か昔の事のようで...
無色・無名
回り回し回る日々の中で 君がくれる愛憎を重ねつつ 無関心着飾るだけの僕の 心は無名 あー、君が泣いている 僕は腐って行く 街が病んでいる 下北辺りで待ち合わせ なんて10年前の僕にとっちゃ憧れ しがない歌謡いを身につけた 二人の未明...
はじまりのうた
さぁ走り出す 放置自転車 夜のバイセコー 気分は最高 はじまりも見えない だから終わりも見えない 夜風が過ぎてく もう止まれない 僕の自転車 坂道下り 海へさぁ行こう きっと終わりはない だからいつもはじまらない それが、はじまり あぁ見たいよ あの景色 この景色
スカート
街のギラつく夏休み 貴女は 何処か訝しい足音を 響かせて 下ろしたてのスカート 姿靡かせ泳いでく 僕には見えない 僕には知れない 貴女の行く先の その景色 涙汗ばむ夏休み 僕らは 空の心に火を焚べて 轟かす 宵を貫く太鼓の 音に胸を弾ませて 輪になり踊る またもこの夏も...
波乗り下暮らし
一人で泣いたのは 一人でいたからさ 一人でいたいから いたまでのことさ 世界中 覆う海 両の手を振り上げ 僕らを転がし遊ぶ 涙がでるうちは 枯れてないってことさ 言いながら うつむいて と思ったら また前を向き up down , left...
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