top of page

空中

 今朝もまんま  夜のまんま  不思議な日々を  みんな送る  夜は明けぬ       彩りのない、夜  奇天烈な日々を  みんなで送る  雨が降っている  が、音はない  空中を飛び交う  音がしない  誰もいない  声がしない  空中が揺れる  音がしない  ギター鳴らして  声を散らして  空中が揺れる  音がしない

 
 
 

最新記事

すべて表示
浮かぶ

青ツユかがやく あなたの(居る)町  空から見てるよ あなたのこと  ガラスに映った 自分を見つめて  ベルボトム・ジーンズ はみ出した踵  ハネる  姿を見つめて 私は浮かぶ

 
 
 
引かれ者の小唄

蟷螂(とうろう)の斧を振り翳して  真っ二つ その断面に見えるのは  はるか昔のことで 何故か  何故か かなしい   何故かといえば何故か 何故だ  強がりは 決して悪くないけど  ボロボロの服は 見窄らしい  割れた意見の隙間 またか  まただ まただ...

 
 
 
千鳥町

飾りをつけた頭で 君は病んでいる  遅れた身体をひきづって 日々悩んでいる  知らない言葉に苛立って 夜は更けていく  稚拙な出会いも絡まって 徐々に溶けていく  笑ったりしたいけど また、すぐ…来る 悲しみよ   良いことばかりじゃないが 鳥は飛んでいる...

 
 
 

Comments


bottom of page