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静かさの中で
※(大野百合子「静かさの中で」1908-1938) ※ (※×2):それぞれ「高い」「きれい」を繰り返し。原詩は繰り返さない。 珍らしく暖かいので 妹をつれた私は かなり歩いてしまつた 小さい山の斜めに坐ると まだ青くならない草と土の馨りがする 空はどうしてこんなにも...
心身
師走の電車が横切る 果てなき未来が向こうから、見てる 疚しいことも 疚しくないふり しながら黙って泣いてる 連なる遮断機が織りなす マダラなグルーブが染み込む、まるで 己の呼吸 己の心臓 そのものになって襲い来る 旅立つその瞬間は 一人だから ねぇ、どうか最後の時だけ...
ヒトノマ
人は一人になりたがる だけど叶わぬ夢 それがヒトノマ人間 それがヒトノマ人間です 人は人と支え合う だけど近づき過ぎると バランス悪い悪いこと それもヒトノマ人間です 入り込めば楽になる 入り組めば分からなくなる 分からないことを認める夜は とてもとても愉快です...
すずらん通り
明日も明後日も一人だ お一人だ そんなこと分かってる そんなことなど分かってる 部屋には長いこと 埃かぶった腕時計 甦るのはあの頃の情熱 二人歩いた すずらん通り すずらん通り 横丁の隅で 気づいたら 染み出している 心が あ~止まらない あ~止まらない 思い出は過去のこと...
湯に浸かろう
cold day 寒い寒い 雪を被ってる感じ busy day まったくよ えげつない毎日 fool day 馬鹿げてる愚かな風に吹かれ relax time が必要だ 休みが必要だ とは言っても避けれないこの、こんな日々 溶かそうよ心と身体を...
hey! 歌謡い
歩いているのは 引力に負けるから 地球が廻るのは 僕らが歩いているから 今日も廻ってる 明日へと廻って行く 僕らは歩いてる 地球も歩いてる 働く人々が 眠りにつく頃 ある歌謡いは 歌を謡いに夜の街へ 今日も謡ってる 彼は謡ってる 明日も謡うかな? 昼間は何してる?...
盆’t CRY!
夏やさしい風が吹く 多摩川の下流 斜め下にまたやさしい 母親の笑顔 目の前を転げ廻る 赤いゴムボール ピョコピョコと足を鳴らし 駆けるお嬢さん 何もないし何もできないし 何もかもが川に流されてゆくような 三途の川渡る前のような 日曜日午後は3時 流れ行き消える...
サッポロとヤマハ
サッポロとヤマハ 僕はいつでも お前らと歌ってるぜ サッポロとヤマハ どんな気分だい? どこまでも語ろうぜ なんでぇ!そんなこと 全て流しちまえ 音とともに グラスを片手に 乾杯さぁ、乾杯ヨォ! サッポロとヤマハ 僕はどこでも こいつらと歌ってるぜ...
ずっと、東京
ずっと東京に住んでいます 私の夢はここを離れることです 色んな人がやってきますが 言うほど良いところではありません 20年とちょっと生きていますが 生きたと言うほど生きた気もせずに 人混みなんかは苦手です 東京なんかは嫌いです...
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