師走の電車が横切る
果てなき未来が向こうから、見てる
疚しいことも 疚しくないふり
しながら黙って泣いてる
連なる遮断機が織りなす
マダラなグルーブが染み込む、まるで
己の呼吸 己の心臓
そのものになって襲い来る
旅立つその瞬間は 一人だから
ねぇ、どうか最後の時だけ
急行電車どうか 連れてってよ
あの世へ 天国とは言わないから
睦月への遮断機が降りる
果てない未来に黒幕が 降りる
愛ある想いも 覚えてないふり
しながら黙って目を閉じる
始まるその瞬間は 一人じゃなかった
どうして? 今は一人で
足早な人々よ 振り向いてよ
こっちを 助けてとは言わないから
「乗って行けよ」と言ったって いつも×4
すぐ目の前を通り過ぎる 今日も×4
みんなの声が聞こえるよ 嘲笑う×4
「一人で死ねよ」と聞こえるよ
聞こえるよ でも私も…生きたい
始まるその瞬間を もう一度
ください お願い皆様
急行電車何処か 連れてってよ
この身を 誰も知らない街までさ
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