風待つ雨はいつも シトシト降りて
病みそうで 病みきれることないこの自我を
抱え込む
そろそろ泣き止まないと 明日に響く夜に
待っているしか できない身体から流れ出る
闇は降りてきて 膝を抱えて黙り込む
外から聞こえる 鳴き声に嗤われて
過去、今、未来、 針を落とした音色の先に
待っているは 木枯らしを待つ葉と君の声
風吹け、吹け、吹かないと シュウマツを迎える夜に
泣きながら 叫んではみたけど届かない
町に陽は降りて 首を畳んでしゃがみこむ
広がる景色は 真っ暗だ真っ暗だ そりゃあそうだ
風は吹いている 流線型の僕を横切る
目を閉じ気を失う 言い訳を夢に隠す、だけだかい?
風の中にいる それを僕らは気付かずに
手前で降りてしまう ここからだ、吹き荒れろ
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