赤ワイン高瀬舜 2021年4月19日読了時間: 1分 赤ワインに お薬を 溶かしたら 飲み干して 夕暮れの 電車です 紫陽花が 揺れてます 緑色の ガラス瓶 底に溜まる 蟠り 泡となれ 泡となれ 泡とはならない 赤ワイン 粉々にして 沈めては 浮かび上がってくる 揺すられたくない 揺られたい 私は右、左 夕暮れの 電車です 紫陽花が 揺れてます
引かれ者の小唄蟷螂(とうろう)の斧を振り翳して 真っ二つ その断面に見えるのは はるか昔のことで 何故か 何故か かなしい 何故かといえば何故か 何故だ 強がりは 決して悪くないけど ボロボロの服は 見窄らしい 割れた意見の隙間 またか まただ まただ...
千鳥町飾りをつけた頭で 君は病んでいる 遅れた身体をひきづって 日々悩んでいる 知らない言葉に苛立って 夜は更けていく 稚拙な出会いも絡まって 徐々に溶けていく 笑ったりしたいけど また、すぐ…来る 悲しみよ 良いことばかりじゃないが 鳥は飛んでいる...
船浅薄な影が 今朝もまた群れて 一つの箱の中に 彼は、彼は、何処へ、何処へ 彼は、彼らは、何処へ、何処へ 箱の中こぼれた 涙があふれた 一人じゃあ怖いかい? そっちに行っちゃイケナイよ すれ違う言葉を誰か… ください hm…...
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