top of page

[詩] 一枚

一枚の絵をかきたい

それは平和な人々の


一枚の絵をかきたい

それは温和な歌々のような


晦渋な言葉はいらない

黯然なこころを知らない

一枚の絵


妖艶な響きもいらない しっ、

混沌とした空気もいらない

一枚の絵


一枚でいい

一枚で構わない

一番の一枚、


一枚の紙が

永遠に語りつづける

一枚の絵を、


描(えが)きたい




2022.3.22

※歌なし、詩。

 
 
 

最新記事

すべて表示
作風

風邪をひいて 誰もいなくなる  声を枯らし 誰か探してる    おっほっほ、いつまでも  結局はこんな風で…  あはは、何にせよ  歌を作っているでしょう    風が吹いて 作りたくなくならないで  夜も枯れて やっと出来上がる  おっとっと、遠くまで...

 
 
 
浮かぶ

青ツユかがやく あなたの(居る)町  空から見てるよ あなたのこと  ガラスに映った 自分を見つめて  ベルボトム・ジーンズ はみ出した踵  ハネる  自分を見つめて 私は浮かぶ

 
 
 
引かれ者の小唄

蟷螂(とうろう)の斧を振り翳して  真っ二つ その断面に見えるのは  はるか昔のことで 何故か  何故か かなしい   何故かといえば何故か 何故だ  強がりは 決して悪くないけど  ボロボロの服は 見窄らしい  割れた意見の隙間 またか  まただ まただ...

 
 
 

コメント


bottom of page