top of page

小さな町

 あれから僕は何か変わった? いつ頃何が変わったか?

 もう10年も経ってしまったな みんな覚えているでしょうか


 まだ少し面影はあるけど だいぶキレイになりました

 いや、これをキレイと観るかどうかは 人による処でしょうか


 僕の町は小さくなった 海は随分遠くなり

 空気は少し薄いような そんな気がする、気のせいか


 昔より随分明るくなったな キレイな光でいっぱい

 でもやっぱこれをどう思うかは 人による処でしょうね

 なんだか最近寂しくなるんだ こんなにも豊かなのに

 いや、これは豊とは呼べないんじゃ? そんな風に思えてます

 今、町は光にあふれてる だけど僕のこの目には

 少々眩しすぎるみたいです まともに目を開けません

 
 
 

最新記事

すべて表示
引かれ者の小唄

蟷螂(とうろう)の斧を振り翳して  真っ二つ その断面に見えるのは  はるか昔のことで 何故か  何故か かなしい   何故かといえば何故か 何故だ  強がりは 決して悪くないけど  ボロボロの服は 見窄らしい  割れた意見の隙間 またか  まただ まただ...

 
 
 
千鳥町

飾りをつけた頭で 君は病んでいる  遅れた身体をひきづって 日々悩んでいる  知らない言葉に苛立って 夜は更けていく  稚拙な出会いも絡まって 徐々に溶けていく  笑ったりしたいけど また、すぐ…来る 悲しみよ   良いことばかりじゃないが 鳥は飛んでいる...

 
 
 

浅薄な影が  今朝もまた群れて  一つの箱の中に   彼は、彼は、何処へ、何処へ   彼は、彼らは、何処へ、何処へ  箱の中こぼれた  涙があふれた  一人じゃあ怖いかい?  そっちに行っちゃイケナイよ  すれ違う言葉を誰か…  ください hm…...

 
 
 

Comments


bottom of page