「僕はゆくよ」
螺旋状につらぬく階段 登ってばっか 転げてばっかの
人生が汚れた瞬間 覚えてないわ 覚えてなんか
いられない くらいに 上昇する気流乗っかれ
一言 一言 余計なくらいが
たぶん わりかし「らしさ」が出るもんで 気を抜けば
あれあれあれよと ドバドバ出てくる
言葉足らずな言葉の多いこと・・
行方知れずに飛んでく
「外界(ソト)はすごい・・」
街並みに参加したり 虚像(スペクタクル)探してみたり
思い出がながれた瞬間 君を見つけた けれども
知らない 存じない 人間のように振る舞う
景色に溶け合う距離感くらいが
きっと一番美しいと思う 心から
涼しい風が通りを駆け抜ける
シャボン玉でも吹こうか ぷかぷかと
行方知れずは歩き出す
「季節変わる」
涙が枯れたその時がチャンスだ
良くも悪くも時代は終わらない 欲望まみれの
人間らしく生きるに生かされて
たぶんそのうち変わるだろうなんて
行方知れずは泣かない
行方知れずは待たない
行方知れずは答えない
行方知れずは・・・
よく笑う
「さてと、ゆくよ」
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