朝の目覚めは耳から始まり まぶたが開くまでの時間に
見えているのは灰色の僕の街 聞こえているのは空の泣き声
遠くに眩しい光が見える 霞がかってぼやけてはいるが
呼んでる声がする呼んでいる人がいる 光の方からささやかな声
「君も早くこっちへ来たら良いよ 今日は雨が降っててつまらないだろ」
雨の降る日は天気が悪い ガラスの向こうで葉っぱは戦う
何が悪くて何が良いモノだとか 僕には分からない分からない
今日は雨の降る日だ外に出れない 僕はつまらないから目閉じ続ける
明日も雨の降る日だ あっ明日、去っても 僕はやるせないから光の方へと
見えてきたのは真っ白な雲の街 聞こえているのは誰の泣く声?
今日も雨の降る日だった 葉を滴る水たち光る夕暮れ
僕は今日から雲の上に乗り 自由自在に走り雨を降らせる
久しぶりの街並み街の色 今日でお別れ悪い雨にさよなら
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