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スカート

 街のギラつく夏休み 貴女は

 何処か訝しい足音を 響かせて

 

 下ろしたてのスカート 姿靡かせ泳いでく


 僕には見えない 僕には知れない

 貴女の行く先の その景色


 涙汗ばむ夏休み 僕らは

 空の心に火を焚べて 轟かす


 宵を貫く太鼓の 音に胸を弾ませて


 輪になり踊る またもこの夏も

 同じ景色を回る 足跡踏んで


 貴女はそこで 何を見ていよう

 涼しげにスカートを靡かせて

 来年の夏も またも同じ様に

 今宵の足跡を 踏み締めるのだろう

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